島根県出雲市の結婚式「楽譜のない音楽会」- 準備編 –

 

結婚式とは、

「これまで」のありがとうと、

「これから」のよろしくを、

きちんと伝えることができる大切な機会。

 

そして、ふたりがはじまる瞬間を

大切な方たちの前に見守っていただくことは、

それはここから始まる人生の、山や、波のなかで

必ず、ふたりの背中を押してくれます。

 

「見た目がおしゃれ」だったり

「個性的」という事ではなくって

「制限」に縛られたものでもなくって

”ふたりだからこその、結婚式のありかた”は

夫婦の数だけあるはず。

 

「こんな結婚式なら、挙げたいな」

「あぁ、結婚式っていいもんだ」

 

そう思っていただける夫婦が、一組でも増えたら嬉しい。

そんな想いから、AISU WEDDINGの絵描き兼、デザイナーである私が、

全国の「いいなぁ」の結婚式を紹介していくことにしました。

 

これはそんな私の、初めての旅の記録です。

 

 

 

出雲で式を挙げるおふたりとの出会い

 
「鳥取から、ご新郎様の島根県の出雲へ移り住んだおふたりの結婚式があるんです」
そう教えてくださったのは、私たちAISUが志を共にする、フリーウェディングプランナー「Knot」の池田真莉さん。
「きっと、AISUさんの考え方とぴったりと合うおふたりだと思います」
 
その言葉の通り、はじめましての新婦さまとの電話で、「このおふたりの結婚式を取材したい」…そう強く思い、優しいおふたりにご快諾いただいて、お邪魔させていただくことになりました。
 
 
 
鳥取県で生まれ育った新婦の典子さんがお嫁にゆくのは、
新郎の順也さんの育った島根県の「出雲」。
年に1度、日本中の神様があつまるといわれる神話の国。
 
順也さんの地元の市場を舞台に行われた結婚式は、
自分たちをこれまで見守ってくれた、自然のただなかで
 
大好きな音楽と、緑と、大切なひとたちに包まれて
やさしさに満ちた結婚式でありました。
 
 
 

地元の自然の中で、式を挙げたい。

 
豊かな自然に囲まれて育ったおふたりの想いは、
「自然の中での式がしたい。」
そして市内、県外からくるゲストの方に
「出雲ってこんな所があるんだ」と思ってもらえたら嬉しい。
それがおふたりの気持ちでした。
 
型にとらわれない、そんなお式を叶えることができるのは、どこの会場に属さない「フリー」のウェディングプランナーさんの存在です。
 
おふたりが縁を結んだのは、広島を拠点として、ウェディングのトータルプランニングをおこなう「Knot」の池田真莉さん。
 
「これまで どんな人生を歩んできたのですか?」
「これから どんな夫婦の未来を描くのですか?」
 
  真莉さんとのはじめての出会いは、 今まで考えたことのないような問いかけから始まります。
 
 
自分たちで考えていてもわからないことを、ほどくように導いていく真莉さん。
そうして浮かび上がってきたふたりの共通点は
「すべてのものに 愛をもち、生きてゆきたい」 ということ。
 
美しいと思うもの、大切にしたいもの、いつも愛をたずさえていること…
恥ずかしくて言葉にしづらいことも、声に出して伝えることのできるふたりと向き合う中で、
真莉さんから生まれてきた言葉たちがありました。
 

 
 
「大切なものは この手が
 いつでも触れられるほど
 近くにあるもの」
 
右手に温かい愛を握り
左手はあなたに愛を与える…
 
おふたりに贈られた言葉たちは、こうして自然な形で ” 結婚式のコンセプト” になってゆきます。
 
 
 

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