神無月 -10月- 時候の挨拶

秋の夜長はブランケットとお気に入りの本を片手に「読書の秋」を満喫するのもいいですね。
清々しい秋を存分に感じられる10月にふさわしい、
時候の挨拶をご紹介いたします。

10月
仲秋の候/清秋の候/紅葉の候/錦秋の候/
秋雨の候/爽秋の候/菊花の候/
さわやかな好季節/秋気肌にしみ/
木々の葉も色づいてまいりました/菊薫る季節となり/
秋もようやく深まってまいりました/稲も豊かにみのり

9月の時候の挨拶にもあった「仲秋の候」「爽秋の候」は、
二十四節気の白露(9月8日頃)から寒露(10月8日頃)の間に使われるご挨拶となります。
10月の初旬でしたら引き続きお使いいただけるご挨拶ですね。

「清秋の候」や「菊花の候」は10月上旬から11月上旬までの約一ヵ月間と、
比較的長くお使いいただけますので、
ご挨拶選びに迷われましたらお使いになるとよろしいかと存じます。

「紅葉の候」と「錦秋の候」はどちらも紅葉の季節を表すご挨拶です。
「錦秋の候」の「錦秋」は紅葉が錦のように色鮮やかな秋を意味しています。
野山が色づく10月中旬から下旬までにお使いいただくと、
ぐっと季節感を感じられる素敵な文章となりますね。

口語調の「菊薫る季節となり」は「菊花の候」と同じ意味のご挨拶になります。
口語調ですと、ふんわりと菊の香りを感じるような、やわらかなご挨拶になりますね。

実りの秋や爽やかな気候を感じさせてくれるご挨拶も季節ならではでとっても素敵です。
お送りする方を思い浮かべながら、お気持ちが伝わる招待状を是非お送りくださいませ。