感謝の気持ちをこめて選ぶ言葉「時候の挨拶」

こんにちは。
AISU WEDDINGの藤田です。
前回の記事では「頭語/結語」についてお話をしました。(時候の挨拶についてはコチラ
続きましては、「時候の挨拶」についてご紹介します。

●時候の挨拶

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頭語結語と同様にフォーマルな場面で使用される礼儀文です。
投函する時期に合わせて適切な言葉を選んで使います。
頭語結語と同様に本題に入る前にワンクッションを置くことで、
相手に対する敬意を表します。

春夏秋冬の四季だけでなく、
二十四節気(太陽の1年を24に分け季節を表す名前を付けたもの)
七十二候(二十四節気をさらに3分割し名前を付けたもの)等に
表されるように、日本の1年にはたくさんの表情があります。

そのような背景から手紙の形式においても、
時候の挨拶という文化が発展したのでしょうか。
季節の移ろいを感じることは日本人にとって大切な要素なのですね。

絵柄と時候の挨拶を上手に組み合わせ、招待状に季節感が加わると、
よりゲストの皆様に楽しんでいただける招待状になります。
招待状の封を開けた瞬間の
「おおっ」
が大きくなってくれるに違いありません。

時候の挨拶は、おふたりの個性が表れる一文です。
どうぞお好きなように!と言いたいところですが、
お送りする方にたいする敬意も表したいところ。

フォーマルな場面では「〜の候」や「〜のみぎり、「〜の折」等を使用します。
今の季節ですと「盛夏の候」や「大暑の候」といったところでしょうか。
カジュアルな印象を持たせたい場合は「日ごとに暑さが増してまいりましたが」等の
少し長めのご挨拶を使用されると良いでしょう。
時候の挨拶自体に決まり事は特になく、
ビール好きの友人に「ビールがおいしい季節になりました」と送っても
間違いではないのです。(少々カジュアルすぎますが・・・)
季節を感じさせるおふたりの言葉が書かれている事。これが何よりの時候の挨拶なんです。

ご結婚式にこうでなければならないという決まりはございません。
親しい相手には、頭語結語を省略した方が印象が柔らかく、
より親しみやすい招待状になるという場合もございます。
おふたりがゲストのことを想い、
喜んでもらえる方法を考えることが、ゲストにとっても嬉しい、
おふたりらしいおもてなしとなります。

AISU WEDDINGのホームページでも時候の挨拶をご紹介しております。
時候の挨拶文例はコチラ

少しでも何かの参考になりましたら幸いです。