自由が丘駅のにぎわいを抜けて、すずかけ通りを等々力方面に歩くこと7分程。紫のテントと黒い壁、パリスタイルのシックさにこだわってデザインされたお店を訪れた時は、和泉さんがこの日の花嫁様のブーケ作りを行っていました。以前足を運んだ際に自由が丘の中でもひときわセンスの良さを放っている「Fleuriste Charles Froment(フローリスト シャール・フラマン)」に魅了され、今回の取材のお願いさせていただきました。
取材当日は驚くことにゲストがもう一人、フランス人の若い女性の方が和泉さんと一緒にブーケ作りをしていました。教会式に合わせて作られた純白のオールドローズのブーケ。最後の仕上げのアクセントにハートの葉を飾るなど、繊細なこだわりは和泉さんらしさがとても表れています。
フランスで磨かれたセンスと、日本人としての心が同居してつくり出される作品に僕らはすっかり虜となっていました。店内のデザインもご自分でされている和泉さん。来店された方を迎えてくれるおもてなしの心も一流でした。